【DQMSL小説】第八話 究極のオーラ

コケーーーーーーー!

ヘルコンドルの鳴き声が世界中に響いた。ヘルコンドルに何が起きたのだろうか。

フシュウウウウウウ!

そこには金色のオーラを纏ったWORLDがいた。ヘルコンドルは運悪くWORLDに突っ込んでしまったのだ。

そう、ただの事故である。

本来ならヘルコンドルは軽い怪我で済んだだろう。しかしWORLDのオーラに触れてしまったことで、大怪我をしてしまったのだ。

「我は世界なり。何人たりとも我に触れられぬ。」

究極のオーラを纏い、得意げな顔をするWORLD。そのオーラはあの熊のラッシュブロウすら跳ね返してしまうのだ。

得意げな顔をするのも無理はないだろう。

もはや、WORLDに近づく熊はいなくなってしまった。自分たちの攻撃が通用しないのが分かっているからだ。

多くの熊の犠牲のもと、WORLD〉〉〉変えられない壁〉〉〉熊という絶対的な地位が決まってしまったのだ。

そんなWORLDだが何かを感じ取った。

「魔のチカラを感じる・・何よりも強大な魔のチカラ・・!」

魔のチカラの正体はオムド・レクスだった。ラーハルトと業務提携したオムド・レクスはWORLDの元に向かっていたのだ。

「来る・・・!」

ドゴーーーーーーン!!

シャンタクに乗ったラーハルトとオムド・レクスが凄まじい勢いで着陸した。

「貴様がWORLDかッ!我が社の売上を落としている元凶め、成敗してくれるわ!!」

閃光のような速さでさみだれ突きを繰り出すラーハルト。この技は不屈の闘志を打ち消すチカラがある。

「!!!!!!!!」

なんと、全てのさみだれ突きがかわされてしまった。

「どういうことだっ・・・」

険しい顔をするラーハルト。

「何をしているラーハルト!貴様が我が社の管理している熊を駆除していた時のようにできないのか!!!」

声を荒げるオムド・レクス。と、そこに声が響いた。

「天使の理」

声の主は堕天使エルギオス。

堕天使エルギオスによってラーハルトのさみだれ突きが全てかわされてしまったのだ。

「エルギオス、頼もしいやつだ・・寝ているところを声かけて正解だったな・・」

そう、エルギオスが昼寝をしていたところにWORLDが声をかけ、手を組んでいたのだ。

「我は堕天使エルギオス。唯一にして頂点の堕天使。WORLDと共にこの世界を統一するものなり。」

エルギオスにはラーハルトとさみだれ突きは通用しない。かすりすらしないのだ。

ラーハルトのさみだれ突きが通用しなければWORLDを倒すことは不可能に近いと判断したオムド・レクス。

「くっ・・こうなったらモーモー商事に頼むしかないか・・!」

どうなる!ラーハルト&オムド・レクス!!

【次回予告】

モーモー商事のエースはなんと、破壊神と病魔!?彼らはWORLDに対抗できるのか!?

 

続くかは不明