【DQMSL小説】亀と熊 第四話 アンルシア
株式会社ラーハルトの社員たちは今日も亀や熊と戦っていた。
亀「ビャアアアア!!!」
亀が奇声を発しながらマヒャドストームを打ち込んでくる。
ラーハルト「ふっ、効かぬわ!」
ラーハルトは魔法反射持ちの装甲がある。いとも簡単に亀の攻撃を跳ね返してしまった。
ラーハルト「奥義!閃光さみだれ突き!」
亀は瞬く間に駆除されてしまった。
ラーハルト「無星の個体は問題ないな…だが…」
安堵していたラーハルトたちの元に巨大な熊が襲いかかってきた。その大きさは通常の個体の4倍ほどである。
ラーハルト「こいつ…噂の星4個体か!?」
襲いかかってくる巨大な熊。
巨大な熊「バウウウウウウウウ!」
熊はラッシュブロウを仕掛けてきた!
通常の個体の4倍ほどの体から繰り返されるラッシュブロウは伝説のドラゴン拳法を持つ
ドラゴン・ウー
を彷彿させる強さだった。
ラーハルト「グハァアアア!!」
ロンベルク「ゲボオオオオオオオ!」
ヘビーマジンガ「ウィイイイイイン!」
どくやずきん「ギャーーーー!」
瀕死のダメージを受けてしまったラーハルトたち。今までの熊とは格が違う。ドラゴン・ウーとは違い連続で強力な攻撃を仕掛けてくるのだ。
絶体絶命のラーハルトたち。
ラーハルト「ここまでかっ…」
その時、おぞましい一閃が熊を切り裂いた。
巨大な熊「バウウウウウウウウ!!」
熊は行動停止になってしまい、動けなくなっていた。
アンルシア「食らいなさい!奥義!幻妖の刺突!」
挫折を味わったことがなかった巨大な熊。アンルシアの美しい剣技により挫折してしまった。
アンルシア「危なかったわね。私の名前はアンルシア、フリーのカメラマンよ!」
自ら名乗り出すアンルシア。
ラーハルト「助かった…なんと礼を言ったらいいか…」
アンルシア「気にすることはないわ。私はある社長を探して旅をしているの。」
そう言って一枚の写真を取り出したアンルシア。
アンルシア「この社長をご存じない?彼の名前はラザマナス。破竹の勢いで急成長しているベンチャーIT企業の社長よ。」
なぜラザマナスを探しているか疑問に思ったが、助けてもらった恩もあるので答えるラーハルト。
ラーハルト「あぁ、知っている。」
すかさず返答するアンルシア。
アンルシア「ラザマナスの居場所をご存じないかしら?ホームページを見ても住所が書いてないのよね。」
何か面倒ごとに巻き込まれそうな気がする、歴戦の戦士であるラーハルトは直感していた。
しかし、借りを作ったままなのは許せないラーハルト。
ラーハルト「居場所は分からないが、亀や熊の駆除の時にたまに見かけるな。探すのを手伝ってやろうか?」
アンルシア「ほんとに!?やったー!これからよろしくね!」
こうして…
アンルシアが仲間にくわわった。
突如現れたフリーのカメラマンと名乗る、アンルシアの狙いは一体…?
続くかは不明。