【DQMSL小説】第五話 竜王

–オムメル株式会社 応接室

オムメル株式会社ではさらなる業績拡大のために、中途採用に力を入れていた。

亀と熊は人脈も豊富で様々な業界やモンスターたちとのつながりを持っており、オムメル株式会社では亀と熊からモンスターを紹介してもらい、面接をしていくと言うスカウト式採用を行なっていた。

オムド・レクス「亀君からの紹介で..竜王..さんだね?弊社の志望動機を聞かせてもらえるかな?」

竜王「はい。私は最近叫ぶだけで、多くのモンスターたちを瀕死に追いやる技術を会得しました。さらに亀や熊から、不屈の闘志の技術を学び会得したため、御社で活躍ができると思い、志望させていただきました。」

オムド・レクス「しばらくニートだったようだが、理由はあるのかね?」

竜王は悲しみの表情を浮かべながら話しはじめた。

竜王「私は唯一無二の咆哮マンとして仕事をしていくはずでした。しかし、がんせきを落とす技術を持ったブオーンさんに仕事を取られてしまい、いつしか私の仕事はなくなっていました。」

どうやらブオーンの方が人件費が安く、竜王に仕事がなくなってしまったらしい。もっともそのブオーンも今では仕事がなくなっており、ニートを満喫しているようだが…。

竜王「ちなみに、今の私はがんせき落としとは比にならないくらいの咆哮を使えますよ」

悲しみの表情からうってかわって、竜王の表情は自信満々そのものである。

オムド・レクス「ふむふむ。では、実際に叫んでもらっていいかな?」

竜王が構えた。

竜王「アオーーーーーーーン!!!」

その咆哮は会社中に響き渡り、多くの社員たちを震え上がらせた。

オムド・レクス「これはすごい…一体このような技術をどこで…1日2日で会得できる技術ではないでしょう?」

竜王「実は目が覚めたら会得していたんです。私の他にも強力な技術を会得した方がいるはずです。かつて、破壊神として一世を風靡した破壊神シドーさんもなんですよ」

破壊神シドー..どこかで聞いた名前である。数年前、あらゆるものを恐怖に陥れた魔王と言われている。

オムド・レクス「歴史が動いていると言うのか..竜王君、君は採用とする!私の相方として頑張ってもらうぞ!」

竜王「ありがとうございます。しばらくニートでしたが、本気で働かせていただきます。」

熱い握手を交わすオムド・レクスと竜王。

オムド・レクス「あと、友達のニートの竜王さんもいたらどんどん紹介してくれ!顔パスで入社できるからな!」

竜王「たくさんいますので紹介します。」

続くかは不明。